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小川100m走、オリンピック正式種目へ

 「どこでも100m走」競技の1つ、「小川100m走」が、このほど行われたGOC総会により次回大会からオリンピックの正式種目となることが決定した。この競技は、小川を下流から上流に向かって100m走りタイムを競う。日本国内では「小川100走 in SIMANTO」が国際大会の会場として有名だった。

 川幅の狭い小川の両側に観客が密集して観戦するこの競技は、選手と観客の一体感を高め、時折見られる選手の転倒シーンが笑いを誘う。近年では第一線で活躍する別競技のアスリートが同競技の出身であることも多く、水力による負荷で脚力が鍛えられることや、走法の技術向上の面でも同競技のメリットが見直されていた。

 一方、オリンピック競技では相当数の観客を動員する必要があり、スペース確保の難しい小川100m走は、これまで幾度となく候補に上がりながらも採用は見送られてきた。今回は、以前から寄せられていた「人が真剣に失敗する姿は老若男女の胸を打つ」「最近のオリンピック競技はルールが複雑だが、これは単純明快で良い」といった意見が多く寄せられ、ルールの分かりやすさと笑いの2つの要素により、正式種目に認定された。

 

 正式競技認定の連絡を受けた小川100m走連盟会長は、報道陣の質問に「実は、私の名前も小川なんです。ですから会長挨拶の際には、必ず最初に『皆さん、私が小川100m走連盟会長の小川です』と言っています。オリンピック会場でもこの挨拶ができると思うと喜びもひとしおです」と語った。

2019年04月08日 08時08分 
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※ GA Journalの記事内容はフィクションであり実在の人物・団体とは一切関係ありません

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