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​親父の友社「現代ハラスメント辞典」を発売

 親父の友社は11日、過去にインターネット上で使われたことのある全ハラスメント用語をまとめた「現代ハラスメント辞典」を発売した。

 

 同社は「日本の親父の立場を守る」をスローガンに、社会・家庭における親父の地位向上を目指して活動してきた。「きけ、おやじらの声」シリーズや「日本の親父は背中で語る」「飯!風呂!酒!」などの名著で知られるが、その前時代ぶりから昨今は売り上げが落ちていた。

 

 今回発売された辞典は、多様化するハラスメントの種類と意味を把握し、ビジネスに活用できる。ここにきて、パートナーや子ども、部下など目下の相手に寄り添う方向性を強めた形だ。編集を担当した同社・出久初也氏は「日々新たに生まれるハラスメント用語を収録するのは至難の業だが、取り組むことができてよかった。今後はネット辞書も運営しながら、日本のハラスメント用語を網羅していきたい」と語った。

 

 発売当日に辞書を購入した60代の男性会社役員は「文庫サイズで電車内でも読みやすく現代のハラスメントがひと目でわかる。これを見ると戦々恐々とするが、若い世代とも相互理解を深めながら仕事を進めていきたいので、参考にしたい」と話した。

 辞書はA6判・180ページのミニ辞典で1800円(税込)。基本的な用語解説のほか、巻末には「今後、想定されるハラスメント用語」として、挨拶を強要する「グリハラ(グリーティングハラスメント)」や、しつこくランチを強要し同意のないまま連れて行く「ラチハラ(拉致ランチハラスメント)」などが特別収録されている。企業単位で導入を検討する場合、特別割引がある。詳しくは同社へ。

2021年11月11日 1時01分 
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※ GA Journalの記事内容はフィクションであり実在の人物・団体とは一切関係ありません

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