AI「ひらめき」が、なぞなぞ全国大会「HATENA」で優勝

 

 年齢制限なく参加できる、なぞなぞの全国大会「HATENA」において、ついに人工知能(AI )「ひらめき」が優勝した。

 なぞなぞ全国大会「HATENA」は、まず予選リーグで、大会側が考えたなぞなぞ問題を解き、その成績上位8人が決勝リーグに進出する。決勝リーグはトーナメント形式で行われるが、参加者は、自ら考えてきた「なぞなぞ」を対戦相手に出題。出題と解答を繰り返しながら、正解数で先に1ポイント差をつけた者が勝者となる。決勝では、同様のルールで正解数2ポイント差をつけた者が勝ちとなる。

 今大会は、全国の5歳から78歳までの2019人が参加。決勝リーグの平均年齢は過去最低10.5歳(20歳以下5人)の低年齢対決となり、ベスト4進出者は全員小学生という波乱ずくめの大会となった。

 決勝は「ひらめき」と小学校6年生のけんせい君の戦いとなり、二人のなぞなぞ対決を見ていた審査委員長からは「なぞなぞと言うより、哲学の命題を問われているようなレベルの高い問題の応酬だった。出題者も解答者も、どちらもすばらしかった」とのコメントも出るほどハイレベルな戦いになった。

 

 今回優勝した人工知能「ひらめき」を開発したチームリーダーは「なぞなぞは、たくさんの情報量と早い演算処理があれば解けるというものではありません。高度な抽象化と統合化が求められる分野です。囲碁や将棋のように相手のデータがすべてわかっている完全情報ゲームでは、AIは一定の成果を見せました。次に向かうのは、ポーカーや花札など、対戦相手の完全な情報がわからない(不完全情報)ゲームに対してですが、この『なぞなぞ』というゲームは不完全情報の塊でしかありません。そんな世界でAIが一定の成果を出せたことは歴史的快挙です。不完全情報だらけの実社会にAIが適用していくためにも、今回の結果を励みに、さらに研究を重ねていきます」とコメントした。

2019年04月11日 11時11分 
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