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ゴンザれス、デジタル機能を備えた「トントン相撲」を発売

 大手玩具メーカー「ゴンザれス」は、今夏から、デジタルとアナログを融合させた次世代の玩具として「デジタルトントン相撲~とん・トン・TON」の販売を開始すると発表した。

 「トントン相撲(紙相撲)」は、手作りが基本だったが「とん・トン・TON」では、プレイヤーが作るのは力士のみ。土俵部分には機械制御機能が付き、付属のコントローラーが付いてくる。プレイヤーは自作した力士を土俵にのせてコントローラーで操作する。

 

 コントローラーには9つのボタンがあり、各ボタンと土俵上の9つのエリアが連動。ボタンを押すと振動が伝わるようになっている。振動は強・中・弱の3段階。土俵上に軽い凹凸を作る傾斜機能や、対戦相手と相談して予め攻撃(振動)回数を設定する機能もある。

 このデジタルトントン相撲を開発した(株)ゴンザれス・家庭用卓上玩具開発チームのリーダー・赤木 康さんは、小学生の頃、町内会のトントン相撲大会で4年連続優勝した経験を持つ。

 

 「経験者は分かると思いますがトントン相撲は本来、制御不能なゲームです。力士がどこに動くのか予測がつきませんから。それがおもしろいといえばおもしろいのですが、トントン相撲に操作性を加えたらどうなるかを試してみたかった、というのが発想の原点です。社の方針として『デジタルとアナログを融合させた玩具を作る』というのがコンセプトにあったので、力士には手を加えていません。しかし、これも経験者なら分かることですが、トントン相撲の力士を作るのは案外難しいものです。絶対に倒れない力士を作っても思わぬ方向に進んでしまい土俵から出てしまうこともよくありますからね。ぼくも昔はいろいろ研究しました...」と、同氏。

 『とん・トン・TON』では、この自身の経験を踏まえ、力士を自作するアナログな楽しさと、機械制御のデジタルな楽しさの両方を味わってもらえるよう、チーム一丸となって創意工夫した。

 「デジタルトントン相撲~とん・トン・TON」は、定価8800円(税別)。ゴンザレス店頭のほか、玩具ネット販売の最大手「Gobi-Sabaku」でも取り扱う予定。

 

2019年06月09日 06時09分 
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※ GA Journalの記事内容はフィクションであり実在の人物・団体とは一切関係ありません

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